株主・投資家の皆様へ

当社グループは2006年の創業以来、「子ども達の未来のために」を企業理念に掲げ、子育て支援という社会的使命に取り組んでまいりました。2024年4月現在、認可保育所を中心に首都圏で168施設を運営し、10,000人以上の子ども達の育ちと学びを日々支援しています。

子育て支援事業を取り巻く状況は、共働き世帯数の増加や女性の就業率上昇により保育所利用者数及び保育施設数の増加が続いていましたが、待機児童数が減少傾向を示すなど外部環境が変化しております。
一方、政府は子どもに関する政策を一元化し子ども政策を社会の中心に据える「こどもまんなか社会」を掲げ、家庭を取り巻く諸問題に本格的に取り組む「こども家庭庁」を2023年4月に設置するなど、関連施策を推進しています。また、2023年12月に閣議決定された「こども未来戦略」には、76年ぶりとなる保育士の配置基準の見直しや保育士の処遇改善推進が盛り込まれるなど、社会的な子ども重視の機運が一段と高まっております。
このように子育て支援事業を取り巻く外部環境が大きく変化する中、当社グループは2021年11月12日に公表した「中期経営計画2024」に基づき、「規模拡大」「機能拡充」「基盤強化」の3つの施策を骨子とした取り組みを進めております。具体的には、「規模拡大」の一環として株式会社おはようキッズを2023年6月1日付で完全子会社化いたしました。また「機能拡充」を企図した新規事業強化等による収益源の多様化推進を目的に2023年4月1日にグループ組織再編を実行いたしました。「基盤強化」の施策としてはICT戦略の要点である子育てプラットフォーム開発を進めており、積極的な投資を継続しております。
同時に、「2030 トリプルトラスト - 職員と保護者と地域に最も信頼される存在になり、子ども達の育ちと学びの社会インフラになる」ことをビジョンとし、より充実した子育て支援サービスを提供し、世の中に必要とされ選ばれる子育て支援企業へと躍進を果たしていきたいと考えております。そして保守的と言われ続ける保育業界で、これまで誰もやらなかった事、当社グループならではの挑戦を積極果敢に展開し、保育という重要な社会インフラを担う最も信頼される子育て支援事業者として業界全体をリードしていく所存です。

株主、投資家の皆様におかれましては、引き続き、変わらぬご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社グローバルキッズCOMPANY
代表取締役社長 中正 雄一

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